保険診療
- アトピー性皮膚炎
- 慢性に経過し増悪軽快を繰り返すアレルギー性の炎症です。環境アレルゲン、ストレス、汗、掻破行動などが原因で悪化します。
症状をコントロールし日常生活を支障なく遅れるようにすることが治療目標になります。
治療は保湿剤、ステロイド外用、プロトピック外用、抗アレルギー剤内服が中心ですがステロイドを使用したくない方には非ステロイド系の外用剤で対応しております。
にきび- 思春期のホルモンバランスの変化などにより皮脂腺の分泌が多くなったり、角質の増殖が起こると毛穴がふさがり面皰となり周囲に炎症を起こします。治療はビタミン剤内服、抗生剤内服、ディフェリンゲル外用、抗生剤外用を行います。その他、ピーリング石鹸やサリチル酸ピーリングも併用することがあります。
いぼ(尋常性疣贅)- 主に足の裏や手にできるいぼ状の丘疹や結節でヒトパピローマウイルス感染症です。液体窒素、ヨクイニン内服、モノクロロ酢酸を行っております。
水いぼ- 体幹・四肢にみられる直径1~5mmほどの白い丘疹で伝染性軟属腫ウイルスの感染症です。
治療はピンセットで一つ一つ摘除しますが、痛みに弱い場合はペンレステープを貼付してから摘除します。
帯状疱疹- 水疱瘡の罹患後、神経節にすんでいたウイルスが免疫低下などにより再び活動したために起こります。神経痛のような痛みがおこり、その数日後に赤い発疹が体の左右どちらかに出ます。
抗ウイルス薬にて治療を行いますが、痛みが続く場合はリリカ、メチコバールの内服をします。
掌蹠膿疱症- 原因不明の掌蹠に無菌性膿疱性が反復してできるの皮膚疾患です。扁桃炎、虫歯、金属アレルギーが原因のこともあります。
治療はビオチン・整腸剤内服、ステロイド外用、VitD3外用を行います。
水虫- 白癬菌が原因の感染症です。足白癬は外用剤で治療を行いますが、爪白癬は内服治療を勧めておりますが、内服治療は肝臓に負担がかかるため定期的な血液検査が必要となります。
巻き爪- 足の指の爪が巻き込んで痛みを伴うようになるものです。骨格や体重のかかり方、靴などの影響で生じます。治療はテーピングや綿詰めなどで痛みを緩和したり、ワイヤー法で爪の矯正を行います。症状がひどい場合は手術を勧めさせていただくこともあります。
各種検査・治療
- 血液検査
- 一般的な検査のほかアレルギー検査もしております。(12歳以上)
真菌・細菌検査- 真菌検査:皮膚、爪を採取し直接顕微鏡検査または培養検査
一般細菌検査:採取した材料(膿、浸出液)などを培養し感染症の原因となる菌を特定します。
金属パッチテスト(予約制)- ジャパニーズスタンダードアレルゲン25種類の内21種類及びメルカプトベンゾチアゾールの合計22種類を検査することが出来ます。一日目に貼付し三日目に剥がしてから判定し四日目に2回目の判定をします。四日間のうち三日の通院が必要になり水曜土曜のみ貼付可能です。
エキシマライト- 光線療法の一種で波長308nmの紫外線を照射して症状を改善させていく治療法です。
難治性の皮膚疾患にも効果が期待できます。
1~2回/週の通院が必要になります。
1回の治療費は3割具担の方で1000円程度(別途再診料など必要です)
保険適応疾患
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、尋常性白斑、円形脱毛症、掌蹠膿疱症 など